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木造建築のデメリットとは?リスクを知り最適な選択をするために

2024.06.18

木造建築は、日本の伝統的な住宅建築工法として、古くから親しまれてきました。
温かみのある素材感や、自然素材ならではの心地よさなど、魅力的な点は数多く存在します。

 

しかし、一方で、耐久性やメンテナンス面においては、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べて課題も抱えています。

 

 

□木造建築の耐用年数と耐久性の課題

 

木造建築は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて、耐用年数が短いと言われています。
これは、木材が経年劣化しやすく、強度が低下しやすいという特性によるものです。
例えば、法律で定められている耐震性を担保するために、木造住宅では鉄骨造住宅よりも柱や壁が多く必要になります。
その結果、建物の構造体の材料別に割り出された「法定耐用年数」では、軽量鉄骨プレハブ造が27年であるのに対し、木造住宅は22年と短くなっています。
法定耐用年数は、あくまでも税務上の基準であり、実際の家の寿命や丈夫さと直接的な関係はありません。

 

しかし、木造建築は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて、素材の特性上、経年劣化が避けられない側面があります。

 

例えば、木材は、湿気や温度変化によって、腐朽やシロアリ被害が発生する可能性があります。
また、太陽光や風雨にさらされることで、表面が劣化し、強度が低下することもあります。

これらの課題を克服するためには、定期的な点検やメンテナンスが不可欠です。
特に、シロアリ対策や、木材の腐朽対策は、早期発見・早期対応が重要となります。

 

 

 

□木造建築のデメリットとは?

 

木造建築には、耐久性やメンテナンス以外にも、いくつかのデメリットがあります。
ここでは、木造建築特有の課題について、解説していきます。

 

1:シロアリなどの害虫被害

 

木造建築は、シロアリなどの害虫の被害を受けやすいというデメリットがあります。
シロアリは、木材を餌として、柱や梁、床下などを食い荒らすため、放置すると、建物の構造が損なわれ、倒壊する危険性もあります。

シロアリは、風通しが悪く、湿気の多い場所を好みます。
そのため、家の近くに川や池が多い、庭木が常に外壁に接している、一年中日が当たらない部屋があるなどの条件に当てはまる場合は、特に注意が必要です。

 

2:天然素材を使用することによる品質のばらつき

 

木造建築では、天然の木材を使用するため、素材によって品質や強度がばらつく場合があります。
同じ種類の木材であっても、生育環境や伐採時期によって、強度や耐久性が異なります。
そのため、木造建築では、職人の経験と技術が、建物の品質に大きく影響します。

 

3:火災への脆弱性

 

木造建築は、鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて、火災に弱いとされています。
木材は、燃えやすい素材であり、火災が発生すると、燃え広がりやすく、被害が大きくなる可能性があります。
そのため、木造建築では、火災予防対策をしっかり行うことが重要です。

 

 

 

□まとめ

 

木造建築は、温かみのある素材感や自然素材ならではの心地よさなど、魅力的な点は数多く存在しますが、一方で、耐久性やメンテナンス面においては、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べて課題も抱えています。
特に、シロアリ被害や、木材の腐朽は、放置すると深刻な被害につながる可能性があるため、定期的な点検やメンテナンスが不可欠です。
木造建築を選ぶ際は、これらのデメリットを理解した上で、適切な対策を講じるようにしましょう。

 

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